【備忘用】ギャラリーのフィルタリングや並び替えについて | PowerApps

難易度】★★☆☆☆ 
【時 間】10分程度

備忘用ですが、PowerAppsにおいて、ギャラリーのフィルタリングや並び替えについてよく使う方法をまとめます。(もっと効率的な方法があるかもしれませんがご了承ください。)

目次

やりたいこと

やりたいことは以下のとおりです。

・PowerApps上でギャラリーで表示するアイテムの内容をフィルタリングもしくは並び替えしたい。

事前準備(SharePointリスト)

今回は「テキスト」「数値」「日付」「選択肢」列でフィルタリングや並び替えを紹介しようと思いますので、以下のようなSharePointリストを作成しております。

SharePointリストの詳細については以下のとおり。
<リスト名> フィルター並び替えテスト用リスト
<列> 氏名
:1行テキスト列
    年齢:数値列
    生年月日:日付と時間列
    性別:選択肢列
    好物:1行テキスト列

①単純な全量表示

では早速記載していきます。まずは「単純にリストの情報を全量表示するパターン」

ギャラリーのItemsの内容は以下の通り。SharePointリストの全データが表示されます。

//Itemsのプロパティ
'フィルター並び替えテスト用リスト'

②氏名(1行テキスト)でフィルタリング

続いて、氏名(1行テキスト)でフィルタリングするパターンです。

ギャラリーのItemsの内容は以下の通り。SharePointリストの全データから氏名で指定したデータのみが表示されます。

//Itemsのプロパティ
Filter(フィルター並び替えテスト用リスト,
    氏名="TEST1" || 氏名="TEST2")

最終行「||」は「または」として利用できます
→上記では、氏名が「TEST1」または「TEST2」のデータをフィルタリングしています。

③年齢(数値)でフィルタリング

続いて、年齢(数値)でフィルタリングするパターンです。

ギャラリーのItemsの内容は以下の通り。SharePointリストの全データから年齢で指定したデータのみが表示されます。

//Itemsのプロパティ
Filter(
    フィルター並び替えテスト用リスト,
    年齢=30 || 年齢=40 )

最終行「||」は「または」として利用できます
→上記では、年齢が「30」または「40」のデータをフィルタリングしています。

④生年月日(日付と時刻)でフィルタリング

続いて、生年月日(日付と時刻)でフィルタリングするパターンです。

ギャラリーのItemsの内容は以下の通り。SharePointリストの全データから生年月日で指定したデータのみが表示されます。

//Itemsのプロパティ
Filter(
    フィルター並び替えテスト用リスト,
    生年月日=DateValue("1975/6/1") )

⑤生年月日(日付と時刻)でフィルタリング [その2](範囲)

続いて、生年月日(日付と時刻)で範囲フィルタリングするパターンです。

ギャラリーのItemsの内容は以下の通り。SharePointリストの全データから生年月日で範囲指定したデータのみが表示されます。

//Itemsのプロパティ
Filter(
    フィルター並び替えテスト用リスト,
    生年月日>=DateValue("1975/6/1"),生年月日<=DateValue("1995/6/1"))

上記例では生年月日が「1975年6月1日以降」で「1995年6月1日以前」のデータが出力されます。

⑥年齢(数値)で並び替え(降順)

続いて、年齢(数値)で降順並び替えするパターンです。

ギャラリーのItemsの内容は以下の通り。SharePointリストの全データから年齢降順で並び替えたデータが表示されます。

//Itemsのプロパティ
Sort(フィルター並び替えテスト用リスト,
        年齢,SortOrder.Descending)

最終行「SortOrder.Descending」が降順指定をしています。
昇順の場合は「SortOrder.Ascending」となります。

⑥LookUpでフィルタリング

最後に、LookUpでフィルタリングするパターンです。
※他にもフィルタリング方法はありますが、一般的なものに絞った紹介ということで最後にさせてください。

ギャラリーのItemsの内容は以下の通り。SharePointリストを上から見ていき、合致するものが見つかったら、当該データが1件のみ表示されます。

//Itemsのプロパティ
LookUp(フィルター並び替えテスト用リスト,
        好物=”カレー”)

LookUpの検索では、一致するデータが見つかった時点で当該データが1件のみ抽出されます。
→今回の例でも、好物が「カレー」であるデータは2データありましたが、上位の1件のみが抽出されている。
複数データのフィルタリングとして利用はできませんので、ご注意ください。

まとめ

今回は備忘用ではありますが、PowerAppsにおいて、ギャラリーのフィルタリングや並び替えについてよく使う方法をまとめました。PowerAppsで利用機会は多いかなと思いますのでお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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