今回は、PowerAutomateで時間を扱うアイテムを日本時間に変換する方法をご紹介します。
「何故か9時間前の時間が表示される…」と感じている方の助けになればと存じます。
目次
日本時間がデフォルトで表示されない原因
原因はただ1つ、PowerAutomate内では協定世界時(UTC)で時間を取り扱っているためです。
→ 結果として、日本時間の9時間前の時間が表示されます。(日本は協定世界時+9時間)
例)日本:19:00(PM7時)
協定世界時:10:00(AM10時)
変換方法
簡易版
UTCから日本時間に変換を行うだけで解決します。
1)日本時間に変換させたいものを準備
2)「タイムゾーンの変換」アクションで時間を変換
詳細版
STEP
日本時間に変換させたいものを準備
今回は「現在時刻」を日本時間に変換しようと思います。
トリガー :手動でフローをトリガー
アクション:日時 > 現在の時刻
STEP
「タイムゾーンの変換」アクションを追加する
「タイムゾーンの変換」アクションを追加して、必要項目の設定を行います。
基準時間:日本時間に変換したい元を設定(ここでは現在時刻)
変換元のタイムゾーン:(UTC)協定世界時
変換先のタイムゾーン:(UTC+09:00)大阪、札幌、東京
書式設定文字列:任意(ここでは、カスタム値の入力から「yyyy/MM/dd hh:mm」と入力)
STEP
完成!
お疲れ様でした。
以後、動的なコンテンツで「タイムゾーンの変換」を利用すると日本時間が表示されます。
まとめ
今回は、日本時間に変換する方法をご紹介しました。時間を扱う時は注意して確認・テストしてみることをお勧めします。(知らずのまま協定世界時の場合も…)
最後までお読みいただきありがとうございました。