【初心者向け】SharePointリストをCSV出力する方法 | PowerAutomate

難易度】★★★☆☆ 
【時 間】15分程度

今回は、PowerAutomateにおいて、SharePointリストのデータをCSV出力する方法をご紹介します。
データのバックアップ等で利用できると思いますので、是非参考にしてください。

目次

やりたいこと

やりたいことは以下のとおりです。

・SharePointリストのデータをCSV出力する。
・CSV出力時のファイル名は、CSVを出力した日時とする。(例:202410101515.csv)

前提(SharePointリスト)

CSV出力するSharePointリストがあることを前提とします。
(今回は簡単なタイトルと日付のみのSharePointリストをCSV出力します)

Power Automateのフロー構成

全体像

フローの全体像は以下のとおりです(続けて各アクションの詳細等を説明します)

詳細版

STEP
任意のトリガーを準備(ここでは手動)

任意のトリガーを設定してください。
※ここでは「手動でフローをトリガーする」を選択しています。

ここでの設定
トリガー:「手動でフローをトリガーします」
内容  :「数」(値は空欄)

STEP
「現在の時刻」アクションを追加

CSV出力時のファイル名に現在日時を利用したいため「現在の時刻」アクションを追加します。

STEP
「タイム ゾーンの変換」アクションを追加

STEP2で取得した現在時刻を日本時間に変換するために「タイム ゾーンの変換」アクションを追加します。

基準時間:動的なコンテンツでSTEP2で取得した「現在の時刻」を選択
変換元のタイムゾーン:(UTC)協定世界時
変換先のタイムゾーン:(UTC+09:00)大阪、札幌、東京
書式設定文字列「カスタム値の入力」を選択後、「yyyyMMddhhmm」を入力

アクション名について、「タイム」と「ゾーン」の間に半角スペースが入っているためご留意ください。非常に探しにくい。
 タイムゾーンの変換
 タイム ゾーンの変換 

STEP
「複数の項目の取得」アクションを追加

SharePointリストの全データを取得するため、「複数の項目の取得」アクションを追加します。

サイトのアドレス:CSV出力したいSharePointリストが入っているサイトを選択
リスト名:CSV出力したいSharePointリスト名を選択
上から順に取得:5000 ※空欄の場合100件しかデータ取得できません

STEP
「CSVテーブルの作成」アクションを追加

取得したSharePointリストのデータをCSVテーブルに変換するため、「CSVテーブルの作成」アクションを追加します。

開始:動的なコンテンツからSTEP4で読み込んだ「Value」
:カスタム
ヘッダー:任意の値(CSVの列名)
:ヘッダーに対応する内容を動的なコンテンツから選択

STEP
「ファイルの作成」アクションを追加

最後に「ファイルの作成」アクションを追加して完成となります。

サイトのアドレス:CSVファイルを出力したいサイトを選択
フォルダーのパス:出力するCSVファイルの格納場所を選択
ファイル名:ここでは作成日時にしたいため、STEP3で作成した「変換後の日時」を動的なコンテンツで選択
ファイルコンテンツ:文字化けを防ぐ式(以下参照)と、STEP5で作成したCSVの「出力」を動的なコンテンツで選択

【ファイルコンテンツ】について
 BOMを追加することで、CSVファイルが文字化けすること防ぎます。
 ※文字式は以下を参照

decodeUriComponent('%EF%BB%BF')
STEP
完成!

完成です!お疲れ様でした。
テストして、無事にデータが格納されることを確認してください。

まとめ

今回は、PowerAutomateにおいてSharePointリストのデータをCSV出力する方法をご紹介しました。
データのバックアップ等で日次で稼働させても良いかと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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