【PowerApps】強引にポップアップを作る方法

Power Appsにおいては、ポップアップの機能がありません。誤ったボタン操作で大惨事に陥る可能性を少しでも低減するため、ポップアップのようなものを作成する方法をご紹介します(10分程度で再現可能)

目次

防ぎたいこと

おもち

アプリを作った!でも初期化ボタンは危険だ…。
最終確認をするポップアップを作りたい。

この場合「初期化ボタン」が押されたら、「ポップアップのようなもの」を上のレイヤーで表示させることで、強引に解決できます。

作成の手順

STEP
ポップアップ表示させたいものを作成してグループ化

ポップアップを表示させたい画面上で四角形やテキスト等を組み合わせ、ポップアップ表示させたいものを作成・グループ化します。

<この場合>
・黒い四角(透過度20%)
・白い四角(透過度0%)
・テキスト(「本当に初期化してよろしいでしょうか?」)
・ボタン ( テキストは「はい!」)
・アイコン(「キャンセル」)

黒い四角の透過度20%にすることによりポップアップ感を出しています。

STEP
作成したグループの「Visible」に任意の関数を入力

作成したポップアップグループ>プロパティ>Visibleに任意の値を入力します。
※ここでは「aiueo」という値にしました。

STEP
最終確認させたいボタンの「OnSelect」に関数を設定

最終確認させたいボタンのOnSelectに次のコードを参考に、設定を追加して完成です。
※今回、任意の名前は「aiueo」の値で設定します。

Set( STEP2で設定した任意の値 ,true)
// 任意の値 = true にする → ポップアップグループが表示される。

最終確認させたいボタンに元々設定されていた関数(ここでは初期化関数とする)は、
ポップアップグループの「ボタン」のOnSelectに移動させましょう

(必要に応じて)ポップアップを消す場合

上記の設定のままだと、ポップアップが表示されたままになるため、必要に応じて次の設定を追加してください。

<ポップアップグループを隠したいタイミング>
 ・ポップアップグループの「ボタン」を押下した時
 ・ポップアップグループの「アイコン(キャンセル)」を押下した時
 → それぞれ、OnSelectに次の関数を追加すればOK。

Set( STEP2で設定した任意の値 ,false)
// 任意の値 = false にする → ポップアップグループが隠れる。

まとめ

本記事では、PowerAppsにおいて強引にポップアップを表示させる方法について解説しました。「ワンクッション確認のポップアップを表示させたい…」という時などに是非活用ください。

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